15歳の日本語上達法 [読書メモ]

◆学んだこと:

<言葉で考え、言葉で感じているとはどういうことか>

・「今日の晩ごはんは、お刺身の盛り合わせよ」と
 「今日の晩ごはん、死んだ魚だよ」の違い (P13ま)

・ぼくたち人間は、たとえ同じものを見ていても、それをどう言葉で表現するかによって、そのものに対する考え方、感じ方がまるで違ってしまうからです。
 いわば、言葉はそのものを包み込むオブラートみたいなものと言ってもいい。だから、その包み方次第で、そのものが、さっきの「お刺身」と「死んだ魚」のようにおいしくもなればマズくもなってしまいます。
 しかも、言語というのはその国によって違います。だから、物事の「考え方」や「感じ方」も、国によってまったく違ってしまったりするのです。(P20-21)

 例:肩こり(日本)、風邪をひいたら耳が痛くなる(アメリカ)

・ぼくたち人間は、言葉を通じて世界とつながっています。(P28)

・言葉の意味をきちんと理解すること。それは、世の中を正確に理解することにつながっていきます。ちょうど、画素数の少ないカメラより、画素数の多いカメラのほうが被写体をより正確に美しくとらえることができるように、語彙を増やし、それを正確人に理解しておくと、人は世の中の出来事をきちんと定義できるようになる。そうやって、人は自分の心を整理することができるようになるんですね。(P41)

<言葉にならない言葉>

・おそらく、人類が十五万年間、明確な言葉を持たないままアフリカで暮らしていたときの記憶が、まだ、ぼくらの中に残っているからなんですね。
「うぅっ」ちか「あぁっ」とかいった言葉にならない言葉で気持ちを伝えていたときの遠い遠い大昔の記憶が残っているから、ぼくらは意味がわからない外国の歌に感動したり、まったく言葉の通じない外国に行っても、なんとなく気持ちが通じたりするんです。
 つまり、ぼくたちが使っている記号言語というのは、それ以前の言葉にならない唸り声のようなもの、言いかえれば、アナログな言語の上に乗っかったデジタルな言語ということになるんです。我々は、十五万年間の歴史を持つアナログ言語を地盤として、その上に建てられた、まだ五万年しかたっていないデジタル言語を使っている。見た目は建物のほうが目立っていますが、基本はどちらも同じなんですね。(P53)

<正確に伝えるには?>

・情報を正確に伝える訓練:
 それは「目にしたものを言葉に置き換えてみること」です。自分の目に映ったものを、客観的にできるだけ正確に言葉に「翻訳」し、文章に書き出してみることです。対象は、何だって構いません。(略)個人的な感想はいっさい抜きにして書いていく。観察記録を書くのだと考えてください。(P84)

・ただ正確なだけではダメで、正確なうえに読んで頭に入りやすい、簡潔で論理的な文章を書く技術も求められます。ここが大切なポイントです。(P86)

・「自分の気持ち以外のもの」を言葉にする訓練は、実際に文章を書かないと、なかなか身につきません。いざ、やってみると、言葉で物事を正確に伝えることの難しさがよくわかり、「なるほど、日本語力を磨くとはこういうことなのか」と実感できるはずです。(P86)

15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法

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【Category】
仕事スキルアップ
【Date】
2010/04/24