◆学んだこと:
(冒頭の言葉)
だれでも十代の頃は、すばらしい未来を夢見、どんな冒険が待っているのだろうと、胸をふくらませたことでしょう。わたしもそうでした。
おとなになり、結婚をし、子どもが生まれてもまだ、未来は大きな神秘に満ちていました。
やがて人生も半ばを過ぎる頃、ふと振り返ってみると、わたしはいつの間にか、その大きな神秘を歩んできていました。日々の喜び、わくわくするような小さな成果の積み重ね、家族や友人との心温まる交流──それこそが、人生という航海で出会う冒険の数々だったことに気づいたのです。
身の回りのちょっとした出来事の中にある大きな喜びに目を向けてみると、人生ってすごい冒険だと、思わずにはいられません。
(P14)
わたしが心がけてきたことは、
騒音、ごたごた、攻撃的で付き合いにくい人を避けること。
自分の経済力に見合った生活をすること。借金はしないこと。
できるだけ自給自足すること。
これは、節約になるだけでなく、
自分で作り出す満足感も得られましたから、一挙両得でした。
(P16)
失敗や間違いを犯さない人など、いません。
がっかりしてあきらめてしまうという選択もあるけれど、
それから学び、未来を信じて希望を持ち続け、
前を向いて歩んでいくという選択もあるのよ。
(P20)
バーモントの冬は厳しく長いので、忍耐が必要です。
でも、この忍耐の先には、いっせいに花開く輝きの季節が待っているの。
冬の間、わたしはいつもそのことを考えているわ。
辛い時こそ、想像力を枯らさないで。
(P156)
生きていれば、落ち込むこともあります。
状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。
でも、変えられないなら、
それを受け入れて歩み続けるしかありません。
何があっても「生きていることを楽しもう」という気持ちを忘れないで。
(メモ)
1915年、アメリカ、ボストンに生まれる。
父親は飛行機やヨットの設計者、母親は肖像画家。
ターシャの家には、マーク・トウェイン、ソロー、アインシュタイン、エマソン、バックミンスター・フラーなどそうそうたる人物が出入りしていた。 |