フリーエージェント社会の到来 [読書メモ]

◆この本を読んだ理由:
たぶん『ラクをしないと成果は出ない』の中で紹介されていたからだったと思う。

◆概要:
アメリカの労働人口の4人に1人が、本書で言う「フリーエージェント」という働き方を選んでいるという。フリーエージェントとは、「インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた」人々を指す。フリーエージェントたちが、そういった働き方を選んだ理由、そしてその生活と仕事の実態が詳細に描かれている。

◆学んだこと:

・フリーランスが「意図したフリーエージェント」だとすれば、臨時社員は「意図せざるフリーエージェント」の場合が多い。臨時社員の多くは、本当は「恒久的」な職に就くことを望んでいるのに、効率優先の非情な企業や強欲な派遣会社、それに本人の意欲や能力の欠如のせいで経済の階段の最下層に甘んじているのだ。(P37)

 ※フリーランスと臨時社員ではメンタリティや働き方に大きな違いがある。

・フリーエージェントという働き方が登場した背景には、四つの重要な変化があった。①従来の労使間の社会的契約、すなわち従業員が忠誠心と引き換えに会社から安定を保障してもらうという関係が崩壊した。②生産手段(富を生み出すのに必要な道具)が小型で安価になって個人で所有できるようになり、操作も簡単になった。③繁栄が社会の広い層に行き渡り、しかも長期間続いている結果、生活の糧を稼ぐことが仕事の目的ではなくなり、人々は仕事にやりがいを求めるようになった。④組織の寿命が短くなり、人々は勤め先の組織より長く生きるようになった。(P61)

・マズローが早くも一九六二年に指摘していたように、自己実現を得るためのおそらくいちばんいい方法は仕事だからだ。「人は誰でも、無意味な仕事より意味のある仕事をしたがるものだ」と、マズローは南カリフォルニアのある工場を見学した後で書いている。「仕事が無意味だと、人生も無意味に等しくなる」(P71)

・フリーエージェントの人たちにとって、意味のある仕事とはどういうものなのだろうか。キーワードは、自由自分らしさ責任自分なりの成功だ。(P72)

・大半のフリーエージェントにとって、必ずしも「大きいことはいいこと」ではない。自分にとっていいことこそ、いいことなのだ。出世や金など「共通サイズの服」の基準で成功を目指す時代はもう終わった。自由、自分らしさ、名誉、やり甲斐など、「自分サイズの服」の基準で成功を目指す時代になったのだ。

・レゴ型のキャリア:私たちのキャリアは、あらかじめ用意された梯子を一段一段、決められた方法で上がっていくだけではなくなる。選択肢もっと多様になる。レゴのブロックで遊ぶ子供のように、コネや技能、意欲、機会などのブロックを使って、自分なりのキャリアの積み木をつくり、やがてまた新しい積み木をつくり直していく。組み立て方は無限になる。(P380)

◆読後のAction:
自信をもってフリーエージェントとして働きたい。

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

【Tags】
【Category】
仕事スキルアップ
ライフスタイル
【Date】
2009/11/23