文章は写経のように書くのがいい [読書メモ]

◆この本を読んだ理由:
テレビ東京のWBS(2009/4/16)でミシマ社のことを知り、ホームページをチェックした。
『装丁の秘密』というコーナーに、本書の装丁デザインのインタビュー記事があり、それを読んだら本書を読みたくなった。

◆概要:
自分のための「自己完結型」の文章の書き方について。
書いて癒される、書いて人間力をパワーアップさせる「文章セラピー」の解説。

◆学んだこと:

・「書くことがない」と言っている人は、本当に書くべき内容がないのではなくて、ネタの宝庫である自分の脳から、最初のワンテーマを引っ張り出してくるよい"釣り針"が与えられていないだけ。(P35)
    ↓
 "釣り針"の見つけ方<その1>  自由連想方式:
 発端となる単語をなにかひとつ選び、それについて頭の中に思い浮かぶ次の単語やフレーズを書く(これを何回か繰り返す)。もっと長く書きたいという衝動にかられるフレーズがでてきたら文章を書いていく。

 "釣り針"の見つけ方<その2>  100の質問方式:
 「100の質問」とネット検索すると質問リストがたくさんみつかる。これを利用し、回答しながら文章を書いていく。

・写経のように書く(「サクサク書く」)
 自分のために文章を書く目的や効用とは、一定のリズムで言葉をつむぎ出すことにより、心のバランスを取り戻し、あわよくばその中で気持ちも整理しよう、ということ。(P54)
 写経では、なるべくペースを変えずに無心に書き写すことが重要視されている。(P56)
 「平凡で一定のペースの記述が持つ効果」がともすればカウンセリングや薬以上の大きさである。(P60)

・脳は、本にしおりをはさむようにして思考を途中で静止させ、また状況が整えば、しおりのところから本を開くようにして考え始める、という芸当ができる、と考えられる。(P89)

◆読後のAction:
毎日、一定のペースで、サラサラと文章を書く習慣をみにつけたい。
とりあえず毎日30分という時間制限を設定して試してみる。

◆学んだこと(おまけ):

文庫の解説の書き方は、ブログでの書評の書き方の参考になりそうなのでメモ。

1.文庫化された作品のテーマや位置づけがひところでわかるような紹介文
 (例)「本書は、経済の世界に衝撃を与えた金融マンによる大ベストセラーが文庫化されたものである」

2.本の内容のやや詳しい紹介
 主人公や登場人物の紹介、章立て、それぞれの章の簡単なまとめ、いちばんの見どころ、結末をネタバレにならない程度に。

3.自分自身の感想、評価や個人的エピソードの披露
 (例)「著者がこの本を執筆したのは○○バンクに敏腕ディーラーとして勤務していた時代のことであるが、実は私も同時期、同じ部署で働いていた」

4.やや"ご祝儀"的なまとめ
 (例)「このように、専門外の人にも金融問題をわかりやすく解いた本書がベストセラーとなったのは、今から振り返っても実に妥当なことと言えるだろう。このたび、文庫となったことで、ますます多くの読者が刺激を与えられることを願ってやまない」

文章は写経のように書くのがいい

【Tags】
知的生産
【Category】
仕事スキルアップ
【Date】
2009/05/10