愛語の力 [読書メモ]

◆この本を読んだ理由:
「なぜ、わざわざ辛く険しい道を選ぶのか」を知りたくて。

もっとラクな生き方もあるのに。大変なことは自ら求めなくても、避けようと思っていても、向こうから勝手にやってくるにもかかわらず、なぜ自ら苦労・苦行しようと思うのだろう。
このことを少しでも理解できればと思って過去に読んだ本:
人生生涯小僧のこころ―大峯千日回峰行者が超人的修行の末につかんだ世界

◆概要:
1964(昭和39)年の大晦日、座禅と仏法を広めるためニューヨークのケネディ空港に降り立った。その時の持ち物は、警策(けいさく)一本と仏像一体、衣と着替えが入ったスーツケースが1個。そして現金5ドルのみ。知り合いもいない異国の地で、たった5ドルで、食べるもの・住むところの保証がないにもかかわらず。

昭和43年にマンハッタンにニューヨーク禅堂正法寺、昭和51年にはニューヨーク郊外のキャッツキルに大菩薩禅堂金剛寺を開き、アメリカに禅を広めたドラマ。

◆学んだこと:

「禅僧として生き甲斐のある人生を送ってみたい」「まだ若いのだから一つやってみよう。どうなるかわからないけれども極限の状態に一度身を置いてみようじゃないか」という思い。(P100-101)
この情熱が、単身ニューヨークへ向かわせることになった。

すべて「わがはからいにあらず」です。もちろん、気も心も使い、体も使いましたが、すべては何か知らない巨きな力に、あえて言えば大菩薩曼荼羅の動きに押されて。なるべくしてなったことです。自力と他力の絶妙な巡り合わせ──謙遜でも卑下でもなくそう思っています。(P175)

大事なのは耐えるということなのです。また、苦労はしたほうがいいのです。苦労をしなければ何事も実りません。一般的に人間は、なるべく楽をして良い結果を手にしたいと考える傾向があるようですが、それは天地自然の法則に照らしてみても、うまくいく話ではありません。(P235)

我慢し、苦労することは大事です。それとともに、どんなに苦労をしていても笑顔を絶やさないようにする。(P235)

一心、一念、わが道を歩み続ければ、道は自ずから開けてくるもの。(P248)


印象に残った言葉:
"If you want to have an easy life, forget it. But, if you want to have a meaning life, do it. I will help you." (楽な生活がしたいのならば、やめておきなさい。しかし、意義のある人生を送りたいのならば、やりなさい。私が協力します)(P158-159)
(大菩薩禅堂金剛寺の土地探し等を手伝ったビル・ジョンストン氏の言葉)

◆読後のAction:
「なるべく楽をして良い結果を手にしたい」という考えを変えることができるだろうか?

愛語の力―禅僧ひとりニューヨークに立つ

【Tags】
【Category】
自己啓発
【Date】
2009/04/08