がんのひみつ [読書メモ]

◆この本を読んだ理由:
  ガンについて勉強するため

◆概要:
日本人の2人に1人はがん(癌)になると考えられる。しかし日本人はガンについてあまりに知らな過ぎる。本書ではガンについて知っておくべき基礎知識が紹介されている。

(ガンについての本は外科医師によるものが多いため、手術偏重の傾向がある。
本書は放射線科医師によって書かれているため、手術と放射線治療が同列で扱われており、貴重な本だと思う)

◆学んだこと:

・癌は人間の細胞の設計図であるDNAに、徐々にキズがついたため生まれる異常な細胞。簡単に言えば癌は細胞の老化。

・DNAのキズが積み重なるには時間がかかり、1つのがん細胞が検査でわかるほど大きくなるには10年から20年の時間がかかる。つまり、長く生きなければ癌をつくる暇がない。がん増加の原因は長寿である。

・がん細胞は、健康な人の体でも、一日に5,000個も発生している。しかし、免疫細胞(リンパ球)が、がん細胞が発生するつど退治している。年齢を重ねると、DNAのキズが積み重なってがん細胞が増える一方、免疫細胞の機能が衰えてくる。そのため、長生きするとがんが増える。

・がん治療の基本は3つ。
  1.手術(局所療法)
  2.放射線治療(基本は局所療法)
  3.化学療法(全身療法)

・ほとんどの癌で完治するには、手術か放射線治療が必要。化学療法だけで治る癌はまずない。

・多くの癌では「5年生存率」(がん治療から5年経った時点で生存している確率)が治癒率と同じような意味で使われている。

・癌の完治は定義できない。毎日5,000個ものがん細胞が発生しており、がん細胞が体から完全になくなることはないので。

人間の死亡率は100%である。いまの日本人は「永遠に生きる」錯覚に陥っている。

◆読後のAction:
  もっと癌について勉強せねば

がんのひみつ

【Tags】
【Category】
アンチエイジング
【Date】
2009/01/20