大人の投資入門 [読書メモ]

◆この本を読んだ理由:
プレジデントロイター」の記事で紹介されていたから。
 ⇒ 「知識よりも知恵」金融リテラシーを磨くのに役立つ良書


北村 慶 さんの本は『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント』に続いて2冊目。
北村さんが薦める投資姿勢は一貫しており、

  ・「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」の低下をもたらす「短期売買」(トレード)ではなく、
    「長期投資」(インベストメント)を行うべし
  ・市場に勝とうとするのではなく、負けないパッシブ運用を行うべし
  ・「複利効果」と「時間分散」を味方につけるべし
  ・アセット・アロケーション(資産配分)を考え、ポートフォリオを組むべし
  ・1年に1度程度、「リバランス(資産の組み換え)」を行うべし
    (5年に1度程度、投資割合の見直しのリバランスをする)
  ・国内だけでなく、外国の債券と株式にも資金を割り振って「国際分散投資」をすべし

というのがポイント。


本書では、「公的年金」で不足する老後資金のために「私的年金」を自己責任(自助努力)で運用しようという提案が行われ、その具体的な方法がしめされている。
重要なことは、「私的年金」のアセット・アロケーション(資産配分)を単独で考えないこと。「公的年金」と「私的年金」をあわせて理想的な資産配分になるように、部分最適ではなく、全体最適となるようにすること。
簡単にまとめると、「公的年金」は債券(特に国内債券)に偏っているため、「私的年金」では債券にこれ以上投資する必要はなく、国内株式と外国株式のみに投資することで、全体のバランスがとれる。

これまでなんとなくしかわかっていなかった「ポートフォリオ」「アセット・アロケーション」「リバランス」が、ようやく腑に落ちた。それが本書を読んだ一番の収穫。

大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」

【Tags】
【Category】
株式投資
【Date】
2008/12/31