ビジネスマンのためのメンタル・タフネス [読書メモ]

レバレッジ・リーディング』で良書として紹介されていたので読んでみた本。
1992年初版(原書 MENTALLY TOUGH は1986年)であるため、少し内容が古いのか?と思われたが、科学的なことはともかく、基本的なことは色あせることがない内容だと思う。

「メンタル・タフネス」とは、自分のベストを出せるように心理状態を変える能力のこと。
プロ・スポーツ界でのメンタル・トレーニングを、一般(とくにビジネスマン)向けに応用する方法が紹介されている。

「理想的な心理状態」=IPS(Ideal Performance State) になるための具体的な手法が、思考法、モチベーション、ヴィジュアライゼーション(視覚化)、エクササイズ、ダイエット(食事療法)、呼吸コントロール、ユーモア、リチュアル(習慣づくり)、ストレス対策、といった多面的なテーマごとに記載されている。
その中から、自分にあった手法(トレーニング)をみつけて試してみると良さそう。


例えば、ポジティブな思考方法のためのトレーニング内容(P75):
1.自分のネガティブな態度を確認する。
  どのような思考習慣が、いつもきまってネガティブな思考を生み出すのか?
2.自分が身に付けたい態度を何度も何度も、繰り返す。
  それを詩にして、歌って、書いて、読むのだ。
  自分の内部に入りこむまで、続ける。
3.心の中に望まないネガティブな思考が入りこむ度に「ストップ!」と言う。
  すぐにそれを、ポジティブな思考と入れ替える。

ポジティブ・シンキングの重要性はわかっていても、やはりネガティブな考えにとらわれてしまうこともある。そんなとき、「ポジティブ・シンキングできない自分はダメだ」などと考えて、さらに落ち込んでしまっては泥沼だ。
しかし著者は、ネガティブは普通のことで、ポジティブは特別なことなのだと言う。だから、ネガティブな思考とそれに伴う感情(不安、退屈、怒り、疲労など)だとしても、落ち込む必要はない。
上記のような「ポジティブな思考方法のためのトレーニング」を繰り返すことで、嫌な出来事に対してポジティブな態度をとれるように、自分を訓練することができるのだから。


今回、本書を読んで試してみたいと思ったのは、エアロビクス・エクササイズ。
ランニングやサイクリング、水泳などのエアロビクス・エクササイズが、持続した行動のためのエネルギーの蓄積を作り上げる(P157)そうだ。
効率が10倍アップする新・知的生産術』の中で、勝間さんが、集中力を続かせる一番簡単な方法は、体力をつけることだと書いていた。
肉的的なトレーニングが精神的なトレーニングになるということ、つまり「健全な魂は健全な肉体に宿る」は、やはり正しいということなのだろう。
しっかり運動しなくては!!

ビジネスマンのためのメンタル・タフネス

【Tags】
生産性
【Category】
仕事スキルアップ
【Date】
2008/10/26