ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと [読書メモ]
憧れのディック・ブルーナさんに関する本は、『ディック・ブルーナのデザイン』に続いて、2冊目。
若いときには、「大人になれば、たしかな仕事ができるもの」と思っていましたが、そうではないのです。どれだけ描いても、慣れた仕事であっても、その出来ばえに謙虚になることは、創作活動に必要です。(P17) ぼくの中には、ポスターに対する一つの思いがありました。人の目だけではなく、心まで惹きつける親しみやすさを描き込むことです。(P45) そのものの本質とか感情とかが伝わるものを描きたいと思って、もう何年もやってきました。でも、まだ到達点がどこなのか、どこまでいけばたどりつくことができるのか、答えは見えてきません。描くたびに「もっといいものを」という気持ちが湧いてきてしまうのです。(P93) 人生のもっともはじめの時期に、あたたかさにつつまれて育つというのは、いかに大切かということがわかります。人が生涯もって歩くことになる「幼いころの心のぬくもり」。このあたたかさの記憶づくりに、ぼくの作品が役立っているのだとしたら、これは、どんな大きな勲章よりもすばらしいことだと感じています。(P99) どの絵本をつくるときでも、うまくいくことばかりではありません。迷ったり、うまく描けずに苦しむこともあります。だから、そんなときのために、つねに三、四冊の絵本を同時に描くようにしているのです。こうすれば、一冊の作品にいきづまったときに、ほかの作品にかかることができるからです。 ぼくの仕事のやり方は毎日の積み重ねです。いつでも、今日は昨日より少しでもいいものをつくろうと心がけて、ずっとやってきました。(P106) 昨日よりもっとがんばろうと思う熱い気持ちと努力を継続していくことができれば、だれもが平等に輝くことができると、ぼくは信じています。(P129)
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